手刻みの助けを借りて
5月15日
「学南町の家」は5月後半に棟上げの予定。
構造体はプレカット+大工手刻みで進んでいます。
(プレカットとは→こちら)
プレカットは施工スピードが速く、正確、
でもプレカットでは加工できない箇所があります。
正確にはプレカットでも加工はできるけど、大工手刻みにした方が好ましいと
いったほうがよいかもしれません。
完成した後に見える箇所(化粧といいます)で梁と梁を継ぐ箇所
おなじく化粧で梁と梁が直行方向に交わる箇所
そのような箇所では僕らは大工さんの技術を借ります。
上の写真は、梁の継手を加工しているところ。
加工場に行くと、大工さん・現場監督から質問を受けるわけですが
同じく僕も質問をします。
どういう加工がベストなのか?
何を考えて、大工さんはそういうのか?
それが設計の意図と合っているのか?
そして
現在加工している物件には関係ないことでも
大工歴何十年という棟梁に質問をどんどんしていきます。
加工場はその建物のレベルを上げる場であり
僕らスタッフの知識やコミュニケーション力を上げる場でもあり
現場のチームワークを上げる場でもあります。
スタッフS.O