西川を飾ろう!
10月23日(火)から11月18日(土)の間、岡山市芸術祭 まちアートプロジェクトが
開催されます。岡山駅前や西川緑道公園や表町商店街など、岡山市内中心部各地で
ダンスや映画上映会、子ども絵画展などさまざまなイベントがあります。
その中の「西川を飾ろう!」に出展します!
西川緑道公園に屋外にアート作品を展示予定です。
出展作品を現在製作中です。どんな作品になるかは、ぜひ現地にてご覧ください!
基礎工事も終わり、
工務店と私たちはプレカット図面の最終確認。
大工さんは床下地の工事に入ります。
「改修なのにプレカット?」
多くの改修工事では、大工さんは現場で寸法を取りながら
痛んだ柱や梁を入れ替えたり、付け加えたりします。
つまり「手刻み」で対応する必要があります。
TN邸でももちろん「手刻み」部分はあります。
けれど、2階建てを平屋に戻すには1階の梁から上の束や母屋など
屋根を構成する部材は全て新しくする必要があります。
一部増築部分や、かぎりなく新築に近い部分もあるので
今回は「手刻み+プレカット」を採用しました。
かっこよくいえば「ハイブリッド」です!!!
その範囲の建て方まで、大工さんは完ぺきな雨養生をして
床下地の工事を進めてくれました。
「養生」ひとつとっても、その職人さんの仕事に取り組む姿勢が伝わってきます!
2年以上の時を経て
「小さな建築」をご紹介。
これは岡山の県北を一人でドライブしているときに見つけました。
ちょっと大きめの納屋だと思います。
潔い屋根の形状。
ぐぐ~っとおさえた軒先。
一度通り過ぎてから
バックミラーで妻面を見て
「いや、こりゃいいわ~!」
と引き返した思い出があります。

妻面は力士の土俵入り「不知火型」を彷彿とさせる安定した姿。
そして
ちょっと大きめの納屋の横に
ちょっと上がって
ちょっと小さめの納屋がある。
このバランス!
そしてこのロケーションと、
にくい位置に寄り添う木立。
なかなかの逸品に出会いました。
次の出会いがあったらまた報告します!
スタッフS.O
建物の沈下に対応したあとは、
増設基礎の工事です。
△配筋途中の様子
ここでも既存の基礎との取り合いがありますから、
基礎屋さんと現場で打ち合わせをしながら進めていきます。
今回、増設基礎部分は「布基礎」を採用しています。
「ベタ基礎」は呼んで字のごとく、
「べたっ」と建物の床下全てに配筋をしてコンクリートを打設しますが、
「布基礎」は基礎の立ち上がりの下以外にはコンクリートを打設しません。
既存基礎、増設基礎ともに布基礎のTN邸は
土から床下に湿気があがってくる状態なので
基礎の打設が終わったあとには、床下全てに防湿シートを敷き
土間コンクリート(防湿コンクリート)を施工しています。
△土間コンクリート施工後
床下の湿気対策も終わると、大工さんが現場に入り、木工事へと進んで行きます!
スタッフS.O
本当にコンスタントにブログをアップするのは難しい・・・。
どうしても後回しにしてしまいます。
・・・と、言い訳からはじまるTNさんの家、現場レポート4ですが、
レポート3でお伝えした基礎の沈下に対する、TNさんの家での対処をご紹介します。
前回、
「各土台の上の面の高さを測り、建物の沈み具合を明確にしていく」
と書きました。
(土台が腐食している場合などは基礎の立ち上がりの上から測った方が、正確な数値がとれますよ)
計測の結果、改修前の実測で出た数値と同程度の沈下が認められました。
その結果をもとに
元々計画していた手法と、工務店・大工さんとの打ち合わせによって現場決定した手法、
大きく3つの手法でこの問題に対応していきました。
①既存の柱や壁、天井を残す2間続きの和室ゾーンは、
沈下している分、土台ごと持ち上げました。
上の写真のようにカタ木で高さを調整し、その後、既存基礎と土台間に無収縮モルタルを充填しています。
この際、既存アンカーボルトに加えて、必要に応じてケミカルアンカーという後施工が可能なアンカーボルトを施工します。
②和室ゾーン以外の既存のゾーンは、土台はそのままで、
根太の高さで床を調整します。
③TNさんの家、最大の変化で、計画の抜本的な見直しはここ!
2階建てから平屋建に戻します。
「戻す???」
実はTNさんの家、新築時は平屋だったものを、増築で2階建にしていたのです。
平屋にすることにより、基礎へかかる負担を減少させ、これ以上の沈下を防ぎます。
※プランニング・デザイン的なことは、今回は書きません。
さてここで①と②の使い分けの理由ですが、
ピンときますか???
ヒント
①は真壁で既存化粧材料を多く残すゾーン、②は大壁で造作を新しくやり替えるゾーン
さあ、どうですか?
理由は、①は既存の柱や鴨居を使うため、沈下したままだと、
・床と柱が垂直にならない
・床と鴨居が水平にならない
などの問題が生じます。
それに対し、②は大壁で造作(建具枠など)をやり替えるため、
柱は見えなくなり、床と造作で水平や垂直を出せば良いのです。
※もちろん、あまりに傾いているのは好ましくありませんが。
以上3つの手法で、沈下の問題にはアプローチし、次の工程へ現場は進みます。
ちなみに、この手法は「TNさんの家だったから(この状態だったから)」
選択した方法です。
他の物件では、同じ手法が正解ではありません。
構造補強に関する手法は、改修前の対象物件の状態だけでなく、
改修後にお施主さんが望む暮らし、つまりプランニングなども踏まえて
総合的に判断していくことが必要です。
※今回は専門用語を使用した箇所も多く、読みにくい内容になってしまいました。
一般の方にも分かりやすい表現を使いたかったんですが、あまりに長くなりそうだったので。
スタッフS.O