閑谷学校
御存知の方も多いと思いますが,閑谷学校は江戸時代に設けられた藩営の庶民教育のための学校です.現在は岡山を代表する観光地になっているのはもちろん,多くの建築関係者,建築を学ぶ学生のバイブルのような場所になっているのです.
講堂を中心とする建物群はもちろんのこと,「どうやってこんなにぴったり積んだんだ!」という700mを超える石塀,そしてそれらが「佇む」という言葉がピッタリ当てはまるような,山あいのロケーション.特に今回は小雨模様だったため,備前焼の瓦がしっとりした色になっており,晴れの閑谷とはまた違う姿を見ることが出来ました.
ここで今回訪れた最大の目的ですが,それは泮池(はんち)と呼ばれる池にかかる泮橋を見に行くためです.駐車場からアプローチし,建物群に目を奪われている間に,気付くこと無く通り過ぎてしまった・・・そんな方もいるかもしれません.次に行く機会があれば,アプローチする時は,建物群から時に左に目を移し,この橋を発見してください.本当に美しい,洗練された石橋です.
スタッフS.O