大山崎 建物探訪
聴竹居は昭和3年,藤井厚ニの5軒目の自邸として建てられた.理想的な住まいを求めて5軒も家を建てられるという,情熱というより執念のようなものは驚くばかりです.そのこだわりが建物のあちこちに感じられます.洋風と和風とモダンの統合という難しいテーマでデザインされた名作です.
特に気持ちが良い場所は縁側で,大山崎の美しい風景を取り込む開口部とその建具のデザインが秀面です.随所に光や風を取り入れる工夫があり,最近では自然エネルギーを生かしたエコハウスとしても注目されています.
神家昭雄
大山崎山荘にも行きました.