近未来の木造住宅 竣工
森林総合研究所(つくば市)内に建てていた近未来の木造住宅(実験住宅)が竣工しました。
今度の震災で震度6の大きな揺れにもかかわらず、建築基準法の2倍の耐力を
担保していたため被害はありませんでした。
敷地は、森林総合研究所だけあって緑の多い公園のような恵まれた環境です。
この環境を活かして、自然エネルギーを利用しランニングコストの削減と
CO2の排出を抑える工夫をいろいろ試みた環境共生住宅です。
・プランによるバッファーゾーン(東・南・西)の創出
・外壁の一部にダブルスキン
・レンガ土間、竹小舞土壁による蓄熱
・竹小舞土壁+外断熱
熱容量の大きな土で囲うことによる室内環境の安定
・深い庇による夏場の日射遮蔽
・通風のための窓の大きさと位置の検討
・高窓による重力換気、負圧による換気
・植物の蒸散作用による微気候の利用
・太陽光発電
・ペレットストーブ(設置予定)
神家昭雄