染まっていく
今日は「福岡の家」へ。
「書」を土間に設置しました。
以前の住まい手は、ここで長い間
習字教室をしていました。
「昔、ここの習字教室に通っていたんです」
特別公開の日に近所の方々が見学しながら、言うんです。
話を聞くと、このあたりに習字教室は
ここくらいしかなく、本当に多くの子供たちが通っていたとのこと。
まち、人の記憶に残る建築だったことを実感しました。
変わりようにびっくりされながらも
懐かしいような表情をされて見学される姿に
これが再生の醍醐味だよな。
そう思いました。
この「書」、
以前の住まい手、つまりは習字の先生が書いたものなんです。
特別公開の日にかけておけば良かった・・・。
過去を継承し、未来に向かう建築の姿を
本当の意味で僕も感じた気がします。
さて、未来へ向かうのはOさんファミリー。
内部はどんどんOさん色に染まっていきます。
竣工直後の感動以上の感動が
暮らし始めた住まいにはあります。
Oさん、今日の約束忘れないでくださいよ。
素晴らしい庭での・・・。
スタッフS.O