古民家再生ってこんなんだよ
先週、「福岡の家」をインターンの学生に案内しました。
目的1
学生に私たちが手掛ける「再生ってこんなんだよ」ってことを伝える。
(学生のため)
目的2
引渡しから半年たって、生活感が出たところが見たかった。
(学生のため+僕たちのため)
目的3
工事中にはまだまだ小さな赤ちゃん、引き渡しのときに歩くようになった子供Iちゃんの成長を見たかった。
(僕たちのため)
目的3
3か月前に生まれたSちゃんを見たかった。
(僕たちのため)
※ほとんど僕たちのため・・・。
まずは街道からの眺めをチェック。
庭ができていて、敷地にメリハリが出ました。
母屋、離れ、蔵がコの字型になっているのがよいですね。
土間にはご夫婦の自転車。
もっともっとお二人の色に染まっていくことでしょう。
とてもおおらかに暮らされてました。
手前には赤ちゃんのベット。
高い天井を見ながら過ごす赤ちゃん、うらやましい。
好きな椅子に座って
嬉しそうに話してくれるお二人をみていると
こっちが幸せな気分になれます。
Iちゃんはすっかりお姉ちゃんに。
裸足でペタペタと走り回る姿、最高です。
家の中も案内してくれました。
インターンの学生には、とてもいい経験をしてもらえた気がします。
というのも大学の課題では
これだけ住む(住んでいる)人の気配を感じることはできません。
工事現場の見学でもこれは難しい。
自分たちが設計した住まいのなかでは、
ごはんを食べたり、寝たり、遊んだり、テレビを見たり・・・
生活のたくさんのシーンがおくられます。
僕たちは建築という形を設計しているわけではありますが、
その形はそれらたくさんのシーンのためにあって
僕たちはその場を設計しているという
実感を持っている必要があると思うからです。
僕も設計の世界ではまだまだよちよち歩きのスタッフですが
これから住宅の設計を志す学生には
絶対に持っていてほしい気持ちです。
ではE君修論、がんばって!!!
Oさん、快く見学OKしてくれてありがとうございます!!!
スタッフS.O