お引き渡しと一年検査と、自分のことと
すっかりブログからご無沙汰していましたスタッフS.Oです。
『ブログはスタッフK.I、S.Eが主担当として書きなさい』
『ブログは「伝える」ということを考えるいいチャンスだから』
なんて先輩風をふきまわし、実はバタバタして更新する余裕が
なかっただけなのかもしれません・・・。
さて3月は建築に携わっているとどうしてもバタバタするものです。
今週もなかなかバタバタしていました。
□千葉・南房総の家(改修工事)引渡し※ブログ初登場
□松山・城北の家(新築工事)1年検査
「移動したな~」という1週間。
でも移動距離の分、たくさんの幸せがありました。
□千葉・南房総の家(改修工事)引渡し
↑引き渡し時の外観
↑改修前の外観
たくさんの思い出の詰まった平屋住宅。
外観はこれまでこの建築が歩んだ記憶を残すべく、改修しています。
クライアントには大変喜んでいただき、引き渡しでは
南房総の豪華な料理をご馳走になりました。
・・・恐縮です。
↑南房総の海の幸
↑人生2度目?のアワビと季節の野菜
↑南房総のチーズ、アンチョビを使った・・・なんていう名称か
こんなおしゃれなもの僕にはわかりません。
何よりも、とっても笑顔で温かく出迎えて下さったクライアント。
喜びの声を聞かせて下さった、この瞬間・・・
いい職を選んだもんだと本当に思えます!
□松山・城北の家(新築工事)1年検査
↑庭ができてから、はじめて訪れました。
↑焼杉、漆喰、木、緑、石。家の育つ姿、美しいです。
↑「招く」そんなクライアントの気持ちに応えた庭師さんの仕事です。
↑北庭は和室から眺めます。和室には雪見窓があるのですが、地に伸びる庭仕事です。
お引き渡しから1年(と数ヶ月)が経ち
すっかりクライアント×建築の関係性が築かれていました。
写真は載せていませんが、お二人の好きな家具を置き、和室の床を素敵にしつらえ
現代に建つ日本建築のありよう、そこでの暮らしぶりを
設計以降も考えさせられる建築です。
またこのバタバタの3月。実はもう1つ理由があります。
私事ですが本日3月31日をもって12年間在籍した本事務所を退所します。
クライアントの方々はもちろん、職人さん、所長、事務所スタッフ、所長の家族
みなさんからたくさんの幸せをいただいた12年間でした。
所長は常々「建築は経験学」といいます。
この12年の「経験」をもって前に進みます。
「研究室日記」スタート時よりブログ担当を自称し、事務所の日常
建築や現場のことなど書いてきました。
もしかしたら私と直接的な面識のない方も読んでいてくれたかもしれません。
・・・いや、読んでいてくれたはずです。
皆様に本当にお世話になりました。ありがとうございました。
神家昭雄建築研究室 大野晋平