武庫川女子大学
「家族のための家」講評会
この課題は両親にヒヤリングをして、親の家を、中間領域や多義的空間、
庭との親和性などを考え、設計するというもの。
提出前の追い込み時に地震に見舞われ、大学での作業が出来なかったにもかかわらず
優秀な作品が多く、2日間で12時間掛けて、熱心な講評会が行われました。
保護者の方も多く聞きに来られていて、よい講評会になりました。
これで今年のお役目終了。
後期は明石高専。
神家昭雄
佐藤忠良
図画工作の時間は、上手に絵をかいたり、ものを作ったりするのが、
目当てではありません。
じょうずにかこうとすることよりも、見たり考えたりしたことを、
自分の感じたとおりにかいたり作ったりすることが大切です。
しんけんに、絵をかき、ものを作り続けていると、
じょうずになるだけでなく、ひととしての感じかたも、育ちます。
このくり返しのなかで、自然の大きさがわかり、
どんな人にならなければならないかが、わかってきます。
これがめあてです。
小学生へのメッセージですがいつも心に留めています。
もの作りの大切なこと(本質)を教えてくれます。
神家昭雄
「山崎の家」のギャラリーには、新たな試みが詰まっています!
ひとつは、棟を振ることで不思議な屋根のかたちになっています。
家並みに馴染みつつも、まちに開かれたパブリックな性格を表明する屋根。
▲外観 屋根の連なり
もうひとつは、その屋根の構造。
ワイヤーと丸鋼のみで構成された 最もシンプルな張弦梁 による棟木です。
下山 聡さんに構造設計していただきました。
棟木のサイズを小さくし、登り梁と一体的な屋根の構造をつくり出しています。
▲使用材料 ワイヤーとねじ切りを施した丸鋼(束)、座金とナット
▲丸鋼の束を徐々に締め下ろすことでワイヤーにテンションをかけ、張弦梁を構成する
▲すべて長さの異なる登り梁が架けられ上棟
▲内部のようす
▲目下、クライアントによる塗装工事中。
つくることの楽しさを改めて感じているところです。
スタッフ Ma.
昨日は梅雨にもかかわらず良く晴れた一日でした。
そんな中、建築家協会近畿支部住宅部会の皆さまが「谷万成の家」と「黒の家」の見学にいらっしゃいました。
建築家の皆さまは興味津々といった様子で、細部までよく観察して帰られました。
ディテールや設計の意図など様々な質問が飛び交いながらの見学会でした。
スタッフS.E