みかわてらす
「みかわてらす」では竣工式の準備が進んでいます。
神家
先日退所した先輩の大野が担当した物件「矢原の家」のお引渡しが終わりました。
春らしい、というには少し強い日差と、至る所で満開になっている桜がとても気持のよい、絶好の引渡し日和でした。
お施主様が、工務店やメーカーから家に関する説明を受け、書類にサインをし、鍵を受け取るとあっけなく引渡しは完了します。
書類上の引渡しはあっという間でも、実際にこの家に生活が馴染むまでは今しばらく時間がかかるかと思います。
これまで、当事務所が数十年前に手掛けた物件をいくつか見学させていただきましたが、どの家の住人のかたも家にご自身が良く馴染んでいるような印象を受けました。
今回完成した「矢原の家」も、お施主様と長い時間を共にして、より魅力的な住宅になってほしいと願っています。
先輩スタッフ大野は、最後まできっちり仕事をして「あばよ!」と事務所を去ってゆきました。
今後はスタッフK.Iと共にブログ担当を引き継ぎ、皆さんに楽しんでいただければと思います。
スタッフS.E
すっかりブログからご無沙汰していましたスタッフS.Oです。
『ブログはスタッフK.I、S.Eが主担当として書きなさい』
『ブログは「伝える」ということを考えるいいチャンスだから』
なんて先輩風をふきまわし、実はバタバタして更新する余裕が
なかっただけなのかもしれません・・・。
さて3月は建築に携わっているとどうしてもバタバタするものです。
今週もなかなかバタバタしていました。
□千葉・南房総の家(改修工事)引渡し※ブログ初登場
□松山・城北の家(新築工事)1年検査
「移動したな~」という1週間。
でも移動距離の分、たくさんの幸せがありました。
□千葉・南房総の家(改修工事)引渡し
↑引き渡し時の外観
↑改修前の外観
たくさんの思い出の詰まった平屋住宅。
外観はこれまでこの建築が歩んだ記憶を残すべく、改修しています。
クライアントには大変喜んでいただき、引き渡しでは
南房総の豪華な料理をご馳走になりました。
・・・恐縮です。
↑南房総の海の幸
↑人生2度目?のアワビと季節の野菜
↑南房総のチーズ、アンチョビを使った・・・なんていう名称か
こんなおしゃれなもの僕にはわかりません。
何よりも、とっても笑顔で温かく出迎えて下さったクライアント。
喜びの声を聞かせて下さった、この瞬間・・・
いい職を選んだもんだと本当に思えます!
□松山・城北の家(新築工事)1年検査
↑庭ができてから、はじめて訪れました。
↑焼杉、漆喰、木、緑、石。家の育つ姿、美しいです。
↑「招く」そんなクライアントの気持ちに応えた庭師さんの仕事です。
↑北庭は和室から眺めます。和室には雪見窓があるのですが、地に伸びる庭仕事です。
お引き渡しから1年(と数ヶ月)が経ち
すっかりクライアント×建築の関係性が築かれていました。
写真は載せていませんが、お二人の好きな家具を置き、和室の床を素敵にしつらえ
現代に建つ日本建築のありよう、そこでの暮らしぶりを
設計以降も考えさせられる建築です。
またこのバタバタの3月。実はもう1つ理由があります。
私事ですが本日3月31日をもって12年間在籍した本事務所を退所します。
クライアントの方々はもちろん、職人さん、所長、事務所スタッフ、所長の家族
みなさんからたくさんの幸せをいただいた12年間でした。
所長は常々「建築は経験学」といいます。
この12年の「経験」をもって前に進みます。
「研究室日記」スタート時よりブログ担当を自称し、事務所の日常
建築や現場のことなど書いてきました。
もしかしたら私と直接的な面識のない方も読んでいてくれたかもしれません。
・・・いや、読んでいてくれたはずです。
皆様に本当にお世話になりました。ありがとうございました。
神家昭雄建築研究室 大野晋平