玉島の家
一年検査に行きました。
造園工事も終わって、少し時間がたち、古い街に潤いを与え、よく馴染んでいてひと安心。
検査は建具の微調整ぐらいで終了。
大変気持ちよく暮らしているとのこと、うれしい限りです。
小さな娘さんは東の高窓に月を見つけて喜んでいるそうです。
こうした小さなことが暮らしの中で感性を育ててくれる。
暮らしの中に、日々新たな発見のある住いをいつも作りたいものだ。
神家
設計した物件の数だけ増えてゆくもの、それは図面です。
特に当事務所は手書きで図面を書くことが多いので、ハードディスクにコンパクトに保存するというわけにはいきません・・・
というわけで、ここ数日は図面を保管するための棚を製作していました。
一枚のトレーシングペーパーは、わずか数グラムですが、物件ひとつ分の図面となるとずしりと重く、それが30年分ともなると、一部を移動させるだけでも大仕事です。
汗だくになりながら新しくできた棚に過去の図面を並べていると、ふと、この重さが、この事務所の歩んできた歴史の重さなのだという気がしました。
スタッフS.E
神家昭雄建築研究室
神家昭雄