進行状況
今日は、現場に行ってきました。
一階の木工事は、はぼ完了して二階へ上がる階段も出来ていました。

丁度、玄関のガラスが到着したところで、取り付けが完了しました。
少しずつ家の顔が現れてきました。

食堂・居間の窓には、西日を遮ってくれるガラリがはめられていました。
外壁の塗装が途中ですが、良い雰囲気です。

内部の仕上げについても決まっていき、着々と完成に向かっています。
スタッフK.I
先週末、「こうもとさんのいえ」を訪れました。
建物完成が昨年の稲刈り直前、引渡しが稲刈りが終わってすぐだったので
引渡しから1年が経とうとしています。
1年の間に外壁の杉板は落ち着いた色に変化し
南にひろがる田圃風景に馴染んでいました。



こうもとさんの家の内部仕上げはラワン合板やモルタル、節有のパイン材などの
建築材料としては廉価なものです。
廉価な素材を使い、簡略化した納まりを熟考してローコストにつなげていったわけですが
建築の質を決めるのはプロポーションとそれを支える納まり、素材の関係性です。
開口部の高さや縦横の比率、その室の天井高さはその場に合ったプロポーションなのか?
簡略化した納まりは単に安価な納まりでなく、空間の質を高めるものになっているのか?
天井にその材料、壁にその材料で、デザイン的・部屋の持つ特性に合っているのか?
設計期間・工事期間に繰り返し自問自答し、空間を生み出す心構えを
僕たちスタッフは持っていないといけません・・・的なことを
新しいスタッフに感じとってもらえていたら、今回の訪問は大成功!
・・・とこんなことを言いつつ
本当の目的は、2階の食堂から田圃を眺めて飲む、挽きたて珈琲だったりして。








スタッフS.O
お世話になっているお施主さんからポポーが届きました。
みなさん、ポポーって何かご存知ですか?ポポーは北米原産の果物だそうです。
始めはメジロかウグイスのような爽やかな緑色で、熟してくると暗褐色に変化します。
「そろそろ食べごろか?」「まだ早いのでは?」初めて見る果物の食べごろを見極めようと一日に何度も匂いをかぎながら数日のあいだ右往左往していると、次第に甘い匂いが事務所内に立ち込めてきました。

早速、包丁を入れてみると、中はカスタードクリームのような濃厚な黄色。
食べてみると「マンゴーのような食感」「洋梨のような匂い」「バナナに近い」「いや干し柿に似ている」と喧々諤々の大論争が巻き起こりました。あれこれ言いながらあっという間に完食。食べる人によって連想する果物が違う不思議な果物にみんな夢中でした。
せっかく頂いたポポーなので、種を取り出して育ててみようかと考えています。種を湿らせた状態で冷蔵庫で3ヶ月保存してから種を蒔くのだそうです。
桃栗3年柿8年と言いますが、はたしてポポーは何年でしょうか。
スタッフS.E

今日は竣工から約2年が経過した「富田の家」の外構の変更と、追加の家具の打ち合わせに同行しました。

左官屋さんの確かな仕事のおかげで室内の漆喰壁もヒビひとつなく、すばらしい状態を保っていました。

経年変化を楽しめる家には、職人さんの高い技術が必要不可欠だということが実感できました。
これから始まる庭と家具の工事もまた、職人さんが腕を振るうことになります。
今後も勉強させて頂こうと思います。
スタッフS.E

全国の学生(3年生まで)が作品を応募し、評価を受ける関西最大の建築イベント。
今年の審査委員長は乾久美子。
開場は多数の応募作品の中から選抜された100作品が展示され、最優秀賞を決める審査会が行われ、全国から集まった学生で会場は超満員。教えた多くの学生に出会った。
明石高専から大学に編入した大内君と福岡君がベスト100に選ばれていて、成長した姿を見ると嬉しくなりました。おめでとう。
また、建築新人戦は全て学生によって運営されていますが、武庫川女子の森谷さんが学生スタッフ156人を束ねる代表をしているのにはおどろかされた。たいしたもんだ。
きっとこの経験は大きな財産になることでしょう。
ご苦労様でした。みんな成長している。
神家