貫を介して
貫を介して外を見る。
次は竹小舞が現れます。
スタッフS.O
写真はFIX(開かない)ガラスと木製建具が納まるL型の開口部。
瀬戸町の家のメイン開口といったところ。
ガラス工事、木製建具工事はもう少し後になるので
雨が入る可能性があるところは、こんな感じでブルーシート養生がされています。
「見たい!その向こうが!」
現場を進めている間は「はやく取れないかな~」の連続です。
「ブルーシートはやく取れないかな~」
「2階へ上がるハシゴ、はやく取れないかな~」(その時は階段ができてるってこと)
「足場はやく取れないかな~」
いろんなものが順に取れていくこと、
それは完成に向かってる証拠です。
スタッフS.O
現場での打合せ風景。
キッチンの据え付け位置が下地の合板に描かれています。
で今は何の工事をしているかといえば
天井の下地+板張り。
でもって、「TAJIMA」って見える機械は
レーザー。
四角い線が換気扇のダクトを隠すBOXの形で
レーザーをつかってこの四角が天井のどこに
ぶつかるかを確認しているところ。
換気扇を吊るための補強が必要か?
丸太がその役目を果たす場所にあるのか?
天井の工事をしながら
次、またその次にくるであろう工事にそなえます。
現場監理は
今、目の前にあることだけではなく
棋士のごとく俯瞰しながら数手先を読み
職人さんと打合せしていくことが必要です。
とくに再生現場では・・・。
スタッフS.O
現在、担当している現場は
バラエティーに富んでるな~、と思います。
「松山・城北の家」 新築
「福岡の家」 再生
「瀬戸町の家」 新築
新築・再生の違いはありますが、最近投稿している屋根のこと。
「松山・城北の家」
瓦葺(軒先:一文字 菊間瓦)
「福岡の家」
大屋根:ガルバリウム鋼板平葺(※既存カヤ残し)
下屋根:瓦葺(軒先:万十 三州瓦)
「瀬戸町の家」
ガルバリウム鋼板横葺
なんのこっちゃわからないかもしれませんが
屋根の形状や材料、葺き方が様々です。
なぜこんなに屋根の使い分けをするのか・・・。
デザイン(外観の美しさ)
デザイン(内部プランを形づくるために必要な屋根形状)
周辺環境(天候含む)
コストetc.
その建築にふさわしい屋根を検討していると
形状、葺き方、色、瓦の場合は産地・・・様々になるんです。
屋根は、建築が集約されて形になるから当然なのかもしれませんね。
さて今日は「瀬戸町の家」。
ガルバリウム鋼板横葺の現場です。
横葺は横方向にラインが入るのでのびやかで、上品な印象。足場ネットに隠れていますが、開口部も仕上がってきています。
大工さん、次は階段の施工です。
階段は1、2階をつなぐ、とっても大切な要素。
楽しみです。
あと、2階の監理がしやすくなります(笑)。
スタッフS.O
前回の更新では
ブルーシートに覆われた下屋根から
浮かぶ旧大屋根の様子を紹介しました。
(前回のブログ→こちら)
あれから古い板金、下地を剥がして
新しい屋根下地が完成しています。
次はガルバリウム鋼板を葺く工事です。
さてさて、その大屋根の内部側はというと丸太梁の上にみえる新しい下地。
これが天井下地になります。
足場があってよく見えないので
ハシゴで上へ・・・。既存のカヤ(実際にはムギですが)は
断熱効果が期待できるのでそのまま残して
その下に断熱材を入れて、天井を張っていきます。
これからは内部の変化が認識しやすくなってきます。
楽しみ~。
スタッフS.O