浮かぶ大屋根
「福岡の家」は下屋根(ブルーシート部分)の大工工事がほぼ完了しました。
水(ブルーシート)に大屋根が浮かんでいるような姿です。
これから大屋根のやり替え(骨組はそのまま)が始まります。
このようなタイプの住宅は大屋根×下屋根の関係性が
外観の決め手になります。
大屋根の形状を再考して
再生前よりも美しいプロポーションを目指します。
スタッフS.O
現在、神家の自邸でもある「黒の家」をセルフメンテナンス中。
「黒の家」といえば、東に広がる田圃の風景。
先日は稲刈りの真っただ中でした。
足場の上から、
最新のコンバインの働きぶりに驚き
作業の手を止めがちなスタッフS.O
連日の上棟報告。
今回は「福岡の家」離れ改修部の上棟です。
新築ではないので、正式な「上棟」ではないかもしれませんが
基礎をやり替え、多くの材料を新しくして、
気分は間違いなく「上棟」です。
クライアントも楽しそうに棟木をトントン。
いつも笑顔のOさん夫妻も真剣な表情。
こんな笑顔を見せてもらえる瞬間
この仕事のやりがいを感じます。
Oさん、おめでとうございます!
スタッフS.O
神家建築研究室(岡山)初の愛媛でのプロジェクト。
これまでのブログにも書いてきましたが
材料も柱:桧(愛媛)×梁:地松(岡山)です。
柱、梁を接合していくことを「組む」といいますので
このプロジェクトは
ダブルで「愛媛×岡山」が組んでいるんです。
しかも久しぶりのオール手刻み、
竹木舞土壁施工の物件です。
上棟では材と材の継手、仕口の仕事で大工さんの「技」をみてとれますが
ピッタリ、きつーく隙間ない継手の仕事に
これからの工事の期待感が高まります。
僕も色んなことを学ばせてもらうプロジェクトになりそうです。
「プレカット(オートメーション化した機械での加工)」全盛の時代ですが
工務店はこういう時代だからこそ年間数棟は手刻みを行うべきですね。
(工務店の立ち位置にもよりますが・・・。)
若手大工さんに熟練した大工さんの技を継承していかないといけません。
居間には本当に美しい柱、梁が並んでいます。
柱は無節ばかり
地松も居間まわりはほぼ無節。
なかなかお目にかかれない材料ばかりです。
上棟の最後には棟梁に祝詞をあげてもらいました。
来春~夏にみんなで竣工を祝うべく
これから現場は進んでいきます!
スタッフS.O