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manabi
今日は他の設計事務所のオープンハウスや現場を見せてもらう機会をいただきました。
その帰りには本事務所が設計監理している進行中(・・・ほぼ完成)の住宅(ブログ内:中庭のある家)にも寄らせていただきました。寄らせていただく・・・というと他人行儀な感じがしますが
基本的に本事務所では住宅規模の仕事の場合
神家+担当スタッフ1名というチームを事務所内でつくりプロジェクトを進めています。
設計段階では他のスタッフがそのチームに加わることはありますが
現場が始まると神家+担当スタッフというチームは確固たるものになります。というわけで「中庭のある家」の担当スタッフでない僕は頻繁に通うことはなく
ときどき訪れては
その現場の全体像をふわっと見て
納まり(ディテール)をぐっと観察するわけです。というのも
事務所として定番のディテールもあれば
その現場現場で初めて出会うディテールもあるわけです。初対面のディテールとの出会い方は2つあります。
計画段階で予感していた出会い。
そして予期せぬ出会いです。後者が少なくなるよう事前に検討を重ねるわけですが
これはなかなかゼロにはなりません。そこで出会った時には
神家+担当スタッフは検討に検討を重ね現場に反映させるのです。ということは
つまり担当スタッフ以外のスタッフにとって
他の担当スタッフの現場は宝が散らばっているようなもの。
事務所で情報を共有はしますが
「これどうなってるの?」
と聞いて初めて分かることもあります。やっぱり
「事件は製図室でおきてるんじゃない!現場でおきてるんだ!!!」(古っ)そんなことをふと思った今日の「中庭のある家」。
担当以外の現場にこそmanabiの種は転がっています。おっと
「中庭のある家」の更新はMa先輩にお任せです。
素晴らしい写真がアップされるのをお楽しみに!スタッフS.O
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青焼き機の危機2014
「青焼き」
この言葉を聞いてどれくらいの人が
実物を思い浮かべることができるでしょう。
機械に通すと描いたところが「青」で発色されるから
「青焼き」白×黒コピー機全盛のこの時代
神家事務所はまだ「青焼き機」を使用しています。実はこの青焼き機、
8年くらい前を最後に製造を中止し
いまではメンテナンス部品の供給もストップ。
あるものを大切に使うしかない状態です。
そう
今、青焼き機は危機的状況なんです!
つい最近、知り合いの工務店から譲り受けた青焼き機。
それまで使っていた青焼き機にかわり
順調なスタートをきりました・・・が快適に使えたのは1~2週間。
すごくきれいで状態も良いのに
紙を吸い込むゴムのローラーが劣化して、ポロポロ落ち始め、
紙を吸ってくれません。
たったそれだけのこと、それだけの部品が悪いだけで図面を焼くことができないんです。
ここからはどうしようもないと思いながらもやはりRICOHに電話。
だめもとでメンテナンスの方にも見てもらいましたが
やはり部品が。そこから青焼き機探しの日々が始まりました。
そして見つかりました。
広島から来てくれたこのニューフェイス。
やはり製造は十数年前のものですが状態は良好です。
頼む。あと5年はもってくれ!
みんなから期待され、彼は今日も懸命に図面を焼いています。ここまで書くと
「白×黒コピーにしたらいいじゃん」と思われそうですが
本事務所はみんな青焼きの図面が好きなんです!
青焼きの図面はなんかかっこいいんです!スタッフS.O
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受賞報告
「カイヅカイブキのある家」で第一回吉田桂二賞を受賞しました。
この賞は、日本の風土に根ざした木造建築の保存と創造を展開し続けている
吉田桂二氏の精神を継承する意志のもとに創設されました。
■選考委員
座長:平良敬一(建築評論家、建築思潮研究所相談役)
内田祥哉(建築家、東京大学名誉教授、工学院大学特任教授)
三井所清典(建築家、芝浦工業大学名誉教授、日本建築士会連合会会長)
益子義弘(建築家、東京藝術大学名誉教授)
横内敏人(建築家、京都造形芸術大学教授)
吉田桂二(建築家、東京藝術大学客員教授)選考委員の先生方に選出いただいたこと、また第一回という記念すべき回に
受賞できたことを大変光栄に思っています。
お施主さんや施工して下さった職人さん、工務店の方々に感謝して
これからも丁寧な設計を続けていきたいと思います。新建ハウジングのニュースに授賞式の様子が掲載されています。
こちらからご覧ください。
建設通信新聞の公式記事ブログにも掲載されています。
こちらからご覧ください。神家昭雄建築研究室