夏休みの終わり
ここ数日、
夕方になると近所の子供たちが
ソフトボールをしています。
まるでこれから始まる2学期に向けて
「遊び貯め」をするかのように。
僕も20~30年前、
近所の公園で同じようなことをしていました。
今頃は自由研究、日記の数日分を1日でしなくちゃいけない
「夏休みあるある」に追われていましたが。
子供の声が響く公園はいいですね。
スタッフS.O
今日は福岡の家(再生)の現場へ。
先日、クライアント・施工者・設計者は
「チームじゃないかな~。」
という僕の考えを書かせてもらいました。
チームには作戦会議が欠かせませんね。
一般的に建築業界では「現場監理」と呼ばれる
施工者と設計者が現場で
「あーでもない、こーでもない」
図面をながめ、現場をながめて行うこの行為。
しっかり納まっているか?
指定した材料を使用しているか?
このような確認も行いますが
同時に「作戦会議」みたいな役割もあります。
再生・改修においては特にその行為に時間をかけます。
新築は無の状態から建ち上げていくわけですから
材料同士がどのように取り合うか?などは
計画中に検討を重ねればわかってきます。
(・・・再生と思えばですが。簡単ではないです。)
だからといって図面だけで意志を100%伝えるのは難しいですし
熟練した職人さんたちの知恵を借りたいところもあるので
作戦会議は絶対必要です。
再生・改修は調査では確認することが不可能な箇所が生まれがちです。
材料は曲がったものだったり、過去の改修で思わぬところで梁を切っていたり。
詳細に調べてもなお、丸裸にして初めてわかることがあります。
そんな時は「作戦会議」。
高さについて、基礎について、補強方法について
「あーでもない、こーでもない×5?」
何度も現場で、事務所で作戦会議します。
この行為が僕たちスタッフの学びの場でもあるわけです。
自分の考えを職人さんに説明する「伝える」学び。
職人さんの何十年の経験を教えてもらえる「知る」学び。
これが僕たちの「経験」になります。
Oさん(この工事のクライアント)。
「ブログ見てますよ!」
この一言、またお願いします。
次の投稿への活力になります!!!
スタッフS.O
地鎮祭は土地の神様に
「この土地に家を建てさせていただきますので、お許し下さい。工事の無事を見守っていてくださいね」
そういう式典なわけですが
もうひとつの役割があるように思えてなりません。
僕たちが関わらせていただいている家づくりは
出来たものを売るわけではありません。
計画中、クライアントとのやり取りを経て設計図を完成させ
現場がスタートすると、施工業者とやり取りをしながら施工図を描いたり、描いてもらったり、
クライアントとも連絡を取り合いながら・・・
と3者がチームを組んで竣工に向け進んでいくわけです。
それを考えると
「さあ、いきましょう!」
そんな団結祭のようにも思えてきます。
「さあ、いきましょう!!!」
「瀬戸町の家」、9月中旬より現場スタートです。
スタッフS.O