中国建築文化賞
「今の家」が第8回日本建築学会中国建築文化賞を受賞いたしました。
その記事が6月17日山陽新聞朝刊に載っております。
ご購読されている方、是非ご覧ください。
現在の今の家は
奥さまが大切に育てている植物がスクスクと成長、
新たな草花も仲間入りして
すばらしい庭が、私たちを出迎えてくれます。神家昭雄建築研究室
実測図は完成。
すると本格的に実施設計に入ります。
再生工事の場合、新築とは違い、「既にある」ものがあります。
そのため、
実施図面を描く
↓
実測図を見る
↓
実施図面を描く
↓
実測図を見る
↓
・・・
この繰り返しです。
そして、実施図面が完成すると、
工務店への見積
↓
見積調整
↓
契約
へと進んでいくわけです。
Fattoriaの家もこの流れを経て、
ついに工事着工です。
と、その前に・・・。
新築工事では通常「地鎮祭」を行います。
リフォームや再生工事では、クライアントのご希望によって
それに代わる「お祓い」を行ったりします。
(※本事務所の場合は、行わない現場の方が多いです)
Fattoriaの家は、中古物件を購入して、新たに住むということもあり
行うことに。
「地鎮祭」や「お祓い」は神式の場合がほとんどですが、
今回は「仏式」。
大原町の家以来、2度目の経験です。さすがに宗派が違うと、全然違うものですね。
今回はホラ貝を使ったお払いがありました。
このようにして、工事は始まったわけです。
「工事が始まるまで」シリーズ、これにて終了!
今回一気に進みすぎでは・・・。
スタッフS.O
Fattoriaの家の調査を終え、事務所に帰った私たち。
さっそく実測図面を起こしていきます。
平面図、立面図、矩計図、展開図、伏図・・・。
その作業のなかで、もう少し詳細に調べるべきところが見えてきます。
ひと通り図面を起こしたら、その内容を図面上にメモ。
メモした内容を調べに、再度現場に向かいます。
その際はレベルも持参。
敷地内の各地点の高さを調べて行きます。
事務所に戻って、実測図に調べた内容を落とし込み、
精度の高いものにしていきます。
スタッフS.O
現場スタート宣言をした
「Fattoriaの家」 ですが、
これまでの経過を簡単におさらい。
Fattoriaの家 は再生物件。
新築とは違い、
既存のものを活かしながら、
また既存のままでは危うい、魅力が足りないところに
新しい「何か」(構造要素であったり・・・素材であったり・・・色であったり・・・)を
加えたり、入れ替えたりして工事を進めていくため、
工事前に建物の状態を知る必要があります。
Fattoriaの家も再生のご相談を受けて、いざ現場調査へ。
平面や断面を実測していくのはもちろん、
小屋裏にも入り、材料の寸法や高さ関係を調べていきます。また古い家は柱や土台、梁に白アリや腐りが生じている場合があるので、
材料の健康状態も同時にチェック。
何十年、100年を超える期間に積もったチリ、ホコリの攻撃を受けながらも
各部材をチェックすることで、補強方法やデザインへの道が開かれていきます!
「甦った建築から、この景色がどうみえるのか?」
ワクワクしながら事務所に帰って図面化し、
再生プランを練っていったわけです!
スタッフS.O
素晴らしい景色がひろがるこの現場で、どのような建築ができていくのか・・・、
たまにブログをチェックして楽しんでいただければと思います。
現場に夢中になって、ブログ更新がおろそかにならないよう
今、自分に言い聞かせています。
スタッフS.O