スケッチ
雑誌にエッセイを寄稿したのですが、
その時、岡山の民家は焼杉板や黒シックイを使った
黒いイメージの家が多いという話の中で使ったスケッチ
神家昭雄
森林総合研究所(つくば市)内に建てていた近未来の木造住宅(実験住宅)が竣工しました。
今度の震災で震度6の大きな揺れにもかかわらず、建築基準法の2倍の耐力を
担保していたため被害はありませんでした。
敷地は、森林総合研究所だけあって緑の多い公園のような恵まれた環境です。
この環境を活かして、自然エネルギーを利用しランニングコストの削減と
CO2の排出を抑える工夫をいろいろ試みた環境共生住宅です。
・プランによるバッファーゾーン(東・南・西)の創出
・外壁の一部にダブルスキン
・レンガ土間、竹小舞土壁による蓄熱
・竹小舞土壁+外断熱
熱容量の大きな土で囲うことによる室内環境の安定
・深い庇による夏場の日射遮蔽
・通風のための窓の大きさと位置の検討
・高窓による重力換気、負圧による換気
・植物の蒸散作用による微気候の利用
・太陽光発電
・ペレットストーブ(設置予定)
神家昭雄
アトリエ ドゥ ノエルより6月のギャラリーの案内状が届きました。
今日6月1日(水)から3日(金)AM11:00からPM5:00の開催です。
今回は竹田三千代さんの[染めのワールド」と
植山黄世さん藤原加寿子さんのうつわの展示です。
また、母屋ではおいしいコーヒーやお菓子などをお楽しみいただけます。
ぜひ足をお運びください。地図はこちら
スタッフ hi.
前回の現場レポートから1.5カ月。なかなかレポート出来ずにいました。
この感じで始まる癖を直さなくちゃダメですね。
前回は屋根工事完了後の様子でした。現在は内部の造作工事中。
「ん、その間は・・・」
屋根工事
↓
外壁下地+外部サッシ取付
↓
外部造作工事
↓
内部造作中・・・
以上、超ダイジェストレポートでした。
さて気を取り直して・・・内部造作、っとその前に、
最近、待ちに待った断熱材(壁・天井)が現場搬入されました。
何カ月待ったことでしょう。
実はサッシや建具の枠廻り(敷居・鴨居等)の施工はほぼ終わってますが、断熱材の到着を待っての施工個所もあったので、これで一気にスピードアップ!
では本題。
今回のレポートは「階段」です。
階段というと廊下の隅などの目立たない場所、薄暗い場所に配置してあるケースを時々目にしますが、Iさんの家は玄関ホールに配置しています。北側からの安定した光を2階からも階段横からも取り入れ、とても明るい!
そしてこの階段は、玄関から目に飛び込んでくるものなので、デザインを何度も検討しています。(下地の状態では分かりにくいですが・・・)
住宅における階段の設計(配置も含めて)、これは本当に大切で、本当に難しい。視界や空気、光を繋げることは吹き抜けも出来ますが、人自身の動きを繋げることは階段にしか出来ません。
1階と2階の関係性は、階段に大きく影響されるんです。
たぶん、階段の設計が上手い人は、プランも上手いはずです!
だからこの階段が施工された時には、上がったり降りたり、玄関ホールから見たり、2階から見たり・・・何度も確認させてもらいました。
仕上がったらどんなものか?
今から楽しみにしています。
本日の格言「階段は 人・風・光 運ぶ道」(川柳風)
(この格言、若輩者の戯言くらいに思って下さい。じゃないと書けなくなりそうです。)
スタッフS.O