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継ぐ...O邸再生工事
福は~~~内!
鬼は~~~外!
今日は節分.いつのまにか広まった全国の「恵方巻き」ブームを,先ほどスーパーに行った時に,しみじみ実感したスタッフS.Oです.
事務所では,お昼に「豆まき」の時の掛け声の地域差について,みんなで話をしてました.
さて今日は,個人的に大好きな箇所を撮って来たので,その御紹介.
柱の「根継ぎ」です.
なかなか聞きなれない,見慣れない方もいると思います.
昔の建物は湿気が多い土地でも,今のようにベタ基礎にしたり,防湿のフィルムを敷いたりはしていません.なので長い時間の中で,場所によっては柱の足元が腐っていたりすることがあります.他にも様々なケースがありますが,要は柱の足元が弱っている時に「根継ぎ」をして,柱を健全な状態にしてあげるわけです.
私はこの「根継ぎ」が大好きです!
古い材料と,新しい材料の対比,その二つが大工さんの知恵によって継がれている,繋がれていることにグッとするわけです.写真は,新旧クリの競演.
日本にはこのように「直して住む」伝統と,その技術があるわけです.新築住宅でも丈夫な住まいを設計することはもちろんですが,直してでも住みたい,住み継ぎたいと思わせる設計をすることが重要ですよね!そのバランスの取れた住宅こそが,最近話題の「長寿命住宅」だと若輩者ながら感じています.
スタッフS.O -
小さな建築 20100130
ご講評?にお応えして,早くも「小さな建築」投稿します.
早くも...とっておきです.これはもう少し投稿するのを待っていようと思っていたのですが,このシリーズが長続きすることを祈って(笑),そして勢いをつける意味でも...
「タバコ乾燥小屋」です.
写真の小屋に関して,所長の神家はこのように述べています.
「煙草の葉を乾燥させるためにつくられた小屋で,棟に空気抜きが立ち上がっているのが特徴。開口部は入口を除いて妻に温度を測る小窓が2ヶ所あるだけ。純粋に機能から考えられたかたちが素朴で美しい。連棟形式になると間合いが生まれ,かたちがより強調され印象に残る。」岡山では,まだところどころでタバコ乾燥小屋を見ることができます.また美しいものと出会ったら報告しますね!
スタッフS.O -
畑に佇む作業小屋 20100127
本日あらたに,「小さな建築」というカテゴリーを設けました.
というのも,本事務所は所長をはじめ,スタッフみんなが小さな建築好き,そして雑誌でも「小屋」の特集が度々されたりと,明らかに「小さな建築」が今キテイルからです.このブログを読んでいただいている方の中にも何人もいるはず...ですよね!?
今後は現場への行き帰り,出張やプライベートなどで気になった小さな建築を写真におさめ,このブログで小出し小出しで紹介していければと思います.
その第一弾はこちら!!!
昨年,本事務所で設計した畑の作業小屋(納屋)です.←宣伝もかねて(笑)
これは以前家の設計をさせていただいたお施主さんが,近所の土地で畑をされるということで,つくった小屋で,内部空間は約3×3M.
近くを通りかかったので,施主さんにはナイショで寄らせていただきました.色んな道具が置かれ,日々の生活の匂いが建物(空間)から出てましたよ!この生活の匂い,建物の機能が出ている感じ...小さな建築好きにはたまりません.
使われることで出てくる建築の空気感を再認識できました.
スタッフS.O