最近のスケッチから~六甲山荘~
多くの名建築を日本に残しているヴォーリズの設計.六甲山に別荘として造られた山荘建築.昭和9年の建築であるが大切に使われ,調度品も含めオリジナルのまま保存されている.簡素であるが人を包み込むやさしさを感じる建築.
近年,近代建築の保存運動が行われているが,持主の都合で取り壊されるものが多い中,この山荘はアメニティー2000協会が寄付を募り,取得し,一般公開している.暖炉,各個室の収納,廻る戸袋など見どころも多い.
神家昭雄
多くの名建築を日本に残しているヴォーリズの設計.六甲山に別荘として造られた山荘建築.昭和9年の建築であるが大切に使われ,調度品も含めオリジナルのまま保存されている.簡素であるが人を包み込むやさしさを感じる建築.
近年,近代建築の保存運動が行われているが,持主の都合で取り壊されるものが多い中,この山荘はアメニティー2000協会が寄付を募り,取得し,一般公開している.暖炉,各個室の収納,廻る戸袋など見どころも多い.
神家昭雄
僕が10代のころ,播但線にはSLがまだ走っていて,こんな小さな駅で降りて,よく山に登っていた.とても懐かしく,打合せの帰りに描いた.
神家昭雄
建築で地形(谷)を表現したアトリュームと,その賑わいを2階のテラスからお茶を飲みながらスケッチ.
国際コンペで原さんが勝利し実現したもの.計画段階から景観論争が起こり,未だに続いている.京都の都市計画には伝統と新しさの共生を理念としている.
建物の本当の評価はのちの時代の評価を待つことになるが,景観について市民の間で論争が起こることは,文化をつむぐ大切なことだと思う.
神家昭雄
大橋富夫さんの「日本の民家 屋根の記憶」出版パーティーに出席した翌日,浅草へ.神谷バーで久しぶりにデンキブランを飲んだ勢いで気持ちよくスケッチ.この近代建築は決して美しいとか,プロポーションがいいとかではないけれども浅草の名物として多くの人に愛されている.
人の記憶に残る建物だ.
神家昭雄