近未来の木造住宅 100113
ちょっと更新が空いてしまったので,ここで事務所の近況報告.
・・・近未来の木造住宅,ラストスパート!
・・・近未来の木造住宅,ラストスパート!!
・・・近未来の木造住宅,ラストスパート!!!(注:工事は始まってませんよ)
実施図面の提出をゴールとすると,マラソンでいえば只今40キロ付近です.
おっと,ブログはここまで...所長もスタッフもラストスパート!です.
スタッフS.O
ちょっと更新が空いてしまったので,ここで事務所の近況報告.
・・・近未来の木造住宅,ラストスパート!
・・・近未来の木造住宅,ラストスパート!!
・・・近未来の木造住宅,ラストスパート!!!(注:工事は始まってませんよ)
実施図面の提出をゴールとすると,マラソンでいえば只今40キロ付近です.
おっと,ブログはここまで...所長もスタッフもラストスパート!です.
スタッフS.O
イヴの日にうれしい報告があります.
第1回JIA中国建築大賞(日本建築家協会主催)を住宅部門で受賞しました.審査委員長は尊敬する内藤廣(建築家・東大教授)氏です.賞をいただいたことは大変名誉なことですが,それ以上に内藤先生にお会いし,作品を見てもらい,評価いただいたことが一番の喜びです.
今年はいろいろ賞をいただきましたが,これも私たちの仕事をあたたかく見守って下さるお施主さんや,工務店の方々,それにいつも頑張ってくれているスタッフ,OG・OBのみんなのおかげです.感謝です.
建築の楽しさ,素晴らしさをもっと多くの人に届ければと思っています.
神家昭雄
「近未来の木造住宅」の設計がやっと始まりました.設計期間が非常に短いので,ここのところ1週間に1度のペースで,つくばの森林総合研究所に打合せに行っています.東京では見たい展覧会や建物があるのですが,時間に余裕がなくいつも素通りで残念です.
このプロジェクトには多くの研究者の方が関わっていて,私たちの仕事はいつもの住宅設計とは違って,それぞれの方の研究内容に合わせて全体を調整し,統合する役割です.
いかにも実験住宅というのではなく,居心地の良い住宅をつくりたいものです.
建設予定地です.
コンペ時(春)はテニスコートだったのですが,今はこのような状態で,どこが敷地かわからないほどです.周囲には森林総合研究所だけあって,いろいろな種類のサクラの木が植えてあり,工事が始まる頃には花見ができ,とても環境は良いところです.
神家昭雄
暖かかった先週と比べると,急に寒くなった気がします.まあ,年末なんだから「もっと寒くないと」ですよね!
さて,今日は現在進行中の再生現場のおもしろ風景の御紹介!
只今現場が順調に進むO邸再生工事ですが,外から見ると...どうですか?まったく工事が進んでないように見えますよね?
もともと外壁などの仕上げがきれいな状態だったので,そのままの仕上げを活かして再生しようと設計を進めていった住宅で,こうみえても,実はベタ基礎が既に施工されているんです.
基礎を施工したら次は「柱の寝起き」の調整です.建物は100年とか長い間に,地盤が下がったり,木がやせたりして,柱の足元と頭で1センチくらいは傾いているものです.その傾きを調べたりすることを「寝起きを見る」,垂直に調整することを「寝起きを整える/調整する」とか言うわけです.
この調整がなかなか大変な作業で,ゆっくりゆっくり傾いて,それから長い期間がたっているため,材料がその状態で安定しているというか,癖が付いているわけです.人の癖と同じような感じ?ですね.長い時間の中で見に付いた癖ってなかなか直らないですよね!だから大工さんは木の癖,建物に付いた癖を調べながら,決して無理はせず,そして甘やかさず,押したり引いたりして「ここっ!!!」ていうバランスで建物の寝起きを調整してくれるんです.(伝わりましたか...)
この住まいは,なかなかの頑固者だったらしく,大工さんも調整には苦労したようです.そこで現在頑張ってくれてるのが大きな切り株,いや切り株様!力強く,ワイヤーで小屋組みを引っ張り,癖を矯正してくれています.この状態で,柱や梁の入れ替え,耐力壁の挿入をしていけば,構造体として固まり,安定した状態になります.
なんか不思議な光景じゃないですか?
スタッフS.O