内覧会のお知らせ
日増しに秋らしさを感じる今日この頃ですね.
さて来たる9月23日(火:秋分の日),お施主さんの御好意により完成内覧会の機会を得ました.おおらかな空間が広がる住まいです.是非お越し下さい.
詳しくはこちらから.
お待ちしています.
スタッフ一同
光が透けるこの壁,何か分かりますか?
ヒント1:昔は,ある工程の建築現場に広がる当たり前の光景でした.
ヒント2:素材は竹です.
ヒント3:う~ん,もうヒントが見当たりません・・・,
そう答えは竹小舞.土壁の下地です.施工中の建物内から見ると,小舞を抜けた光が室内に伸び,うっすらと光の道が見えてとてもきれいなんです.昔の人もこの美しさには惹かれていたようで,「下地窓」といって土壁を一部塗り残して,竹小舞を現わしにした仕上げがあります.皆さんも茶室等で目にしたことはありませんか?(茶室は皮付の葭(ヨシ)をその部分だけ別に編んで使うことが多いそうです)なので小舞の現場を見るたびに,「隠れちゃうのはもったいないな~」と思うのですが,きっとこの美しさが土壁を支える「強さ」なんでしょうね.これは小舞に限ったことじゃありません,木造の軸組の美しさは強さに繋がり,瓦葺の屋根もその美しさは,雨仕舞の良さに繋がるのです.(←自論)
しかしながら竹小舞を編む職人さんは減少の一途を辿っています.現在進行中の物件も,写真のお爺さんとお婆さんの夫婦が編みに来てくれており,なかなか若い職人さんを見たことがありません.ふと20年,30年後,小舞下地の土壁は施工可能かを考えてしまいますよね.現在もラスボード下地に比べると多少コストは割高になりますが,近い将来,竹小舞は最高級下地としてセレブリティーだけのものになっているのかも「あら奥様,素敵な竹小舞じゃなくって」なんて具合に......それは困る!!!
土壁に興味のある方は,今月号のチルチンびとに小舞下地の「黒の家」が掲載されています.是非ご覧下さい.
スタッフS.O
まずは・・・
3ヶ月半ぶりですいません.
このまま書かなくなりそうなくらい,スパンが空いてしまいました.
今後は心機一転,「あっ!,更新されてるかな?」という時に更新してあるブログを目指します.少し説得力に欠ける気はしますが,どうぞご愛読下さい.
今日は,最近スタッフ総出で行った(正確には施工したのは左官屋さん,スタッフはあ~だこ~だ言う役割?)楽し~い作業の紹介です!
その作業とは名付けて「備前ポーチ」の施工!!!今勝手に私が名付けましたので,問合せや要望で「備前ポーチ」と言われても他のスタッフには通じない可能性がありますが,その名のとおりモルタルに備前焼を埋め込んでいったポーチです.お施主さんが知り合いの方から譲っていただき実現したこの仕上げ,左官屋さんが壺の形を残して切ってくれたため,あたかも壺が埋まっているような感じを出すことが出来ました.左官屋さん,スタッフみんなでポーチをグルリと囲み,「そこは壺の形が出た方がえ~な~!」,「ここは細かい方が!」,「おっ,それかわいい!」,全員が子供に戻った本当に楽しい作業でした.
ここで肝心な出来栄えですが・・・一言で表すなら・・・
多分家を訪れたときに「ニコッ」となるような出来栄えです.
「ニコニコ」しながら出来栄えを見ていると,昼休みにはお施主さんから昼食の差し入れを頂き,食す顔はさらに「ニコニコ」!
竣工したら,その完成形を御紹介します.
スタッフS.O